飛蚊症は生まれつき誰にでもある症状です

飛蚊症は、硝子体の濁りが原因となって起こりますが、実は、生まれつき飛蚊症である割合は「100%」で、誰もが飛蚊症の原因である「硝子体の濁り」を持っています。

もちろんそれは、「気づかないほどの濁り」であり、日常生活に支障をきたすことがないものから、生まれつき日常生活に弊害のある飛蚊症を持って生まれることもあります。

しかし、こんな時には、注意が必要です。

生まれつきの飛蚊症は違和感を感じない

生まれつき、通常なら日常生活に弊害が起こるレベルの飛蚊症を持っていることがあります。

しかし、子供のころは、「それが当たり前」であり、飛蚊症と言う症状を知って初めて「そうか、自分って飛蚊症だったんだ」と気づくことがあります。

ですので、言葉を話せるようになった子供が「あそこに黒い影が見える」「蚊があそこに飛んでる」と言い、飛蚊症の症状を訴えたら、眼科での診察を受けるようにしましょう。

もちろん、飛蚊症は治りませんが、はやく症状に気付くことで、その後の経過観察ができます。

明らかに飛蚊症の症状がひどくなった時

生まれつき飛蚊症を持っていることは危険なことではないのですが、「明らかに飛蚊症がひどくなった」と感じたら、目に何らかのトラブルが発生していると言えます。

その時には、「生まれつきの飛蚊症がひどくなっただけかな」と思わずに、眼科できちんとした検査を受けるようにしましょう。

眼科では、ご存知の方も多いかもしれませんが、「硝子体に濁りがあるかどうか」を見ることができます。

この時には、「生まれつき飛蚊症はあったけど、最近になって、目の○○あたりに一気に増えた」と医師に伝えるとよいです。

経過観察と言われることもありますが、「現時点の目の状態がカルテとして保存」されることが何より重要です。

症状の悪化を伴う飛蚊症にその後も注意しよう

「生まれつき飛蚊症」であることは、不思議なことではなく、私も含めて、比較的多くの方が持っている症状です。

その意味では「安心」なのですが、

  • 最近一気に視力が低下した
  • 飛蚊症がひどくなった気がする
  • 暗い場所で突然明るい光が見える
  • 視野の一部が欠け始めた

というような、目の症状の悪化サインが出てきたら、注意が必要です。

なぜなら、その背後には、「網膜剥離」「硝子体出血」「ぶどう膜炎」などの症状が隠れていることもあるからです。

生まれつきの飛蚊症は治るのか?

ここまでは、生まれつき飛蚊症の場合に注意したいことについて紹介してきましたが、生まれつきの飛蚊症は治るのでしょうか?(ここでは生理的飛蚊症のことを指します。)

その答えは、「眼科医によって異なる」ということです。

優等生な答えとしては、「飛蚊症は医学の力では治せません」となりますが、その反面で「レーザー治療なら治せる」という眼科医もいます。

今現在、飛蚊症のレーザー治療は、保険適用外ですが、それでも10万円ほどで治療をすることが可能です。

どれだけ治るのかは、まだ未知数な部分が多く、症例数と治療割合、その後の経過データはまだ十分ではありません。

しかし、近い未来には、「飛蚊症を治すのが当たり前」になるとともに、多くの飛蚊症で悩む人を救うでしょう。

とはいっても、レーシックの時と同じように、「なんちゃって眼科医」には注意が必要です。レーシックの失敗例のほとんどが、技術のない人がやった結果だからあです。

もし、飛蚊症のレーザー治療を受ける際は、眼科医の信頼レベル、技術レベルを調べたりして、なおかつ「失明リスク」も理解したうえで受けるべきです。

本当に飛蚊症は慣れるのか?

レーザー治療を受けるかどうかは人それぞれの判断ですが、私は、「慣れ」ると分かったので、医師に「そのままで大丈夫」と言われたら、そのままにしておくほうがいいと思っています。

実際「飛蚊症は一生治らないと言われてから1年が経ちました」の記事で書いたように、治ること感じることもありますので、わざわざ保険適用外の高額なお金を払って、自分から失明リスクを背負い、なおかつ眼科の実験台になる必要はないと思っています。

そして、上記記事で書いたように、あれだけ苦しめられた飛蚊症と上手に付き合えるようになります。

大丈夫です、医師が慣れると判断したものは、きっと慣れます。

また、大切なことは、「継続的に・定期的に眼科を受診」し、「自分の目の状態をカルテに保存してもらうこと」です。

そうして、以前の自分の目と比べて、悪くなっていないかどうかを知ることが、未来の自分にとって一番大切なことではないでしょうか。